薬局での薬代を安くする節約術

 

薬剤師に関連する仕事に携わってることもあって、
保険調剤薬局でかかる費用を安くできるちょっとしたハックを紹介します。

料金が安くなる方法の前提条件

以下に説明する節約術には、前提条件があります。

調剤技術料の調剤基本料が、3区分のうち、「調剤基本料1」(41点)が適用される薬局。
このように言っても何のことやらといった感じだと思うので、噛み砕いて大雑把に言うと…
大病院の門前にある薬局だと、基本調剤料「2」や「3」が適用される場合があります。
街中にある薬局だと「調剤基本料1」が適用されると考えてください。

点数と代金の関係

薬局で会計時に渡される領収証や明細書には、点数と金額が書かれています。
この関係性は…
1点が10円です。
現役世代の大半は3割負担なので、10円のうち3円が実際に支払う金額となります。
つまり、1点あたり3円の支払いと言えます。

節約術1

(半年に一度は行っている)同じ薬局に、お薬手帳を持って、行く。

同じ薬局に、6ヶ月以内に、お薬手帳を持って再来局すると、「薬剤服用管理指導料」が41点になります。
初めて行く薬局だと、これが53点になります。
また、お薬手帳を忘れても53点になります。
6ヶ月以内という条件になりますが、同じ薬局にお薬手帳を持って行けば、
12点分、つまり(12×3=)36円安くあがります。

この「薬剤服用管理指導料」41点は、
上述の「調剤基本料1」が適用される薬局が前提となります。

節約術2

平日の19時より前/土曜の13時より前に、薬局に行く。

平日の19時以降および、土曜の13時以降および、日祝に薬局で薬をもらうと、
「夜間休日等加算」が取られます。
これが40点なので、この加算が取られない時間に行けば、
(40×3=)120円安くあがります。

まとめ

行く薬局を固定化して、
お薬手帳を持って、
平日は夕方までに/土曜は午前中に処方してもらう
と安くなる、というのが結論です。

自分は、会社近くの薬局に固定化していて、
そこから離れた病院に行って処方箋をもらっても、
薬がスグに必要でない場合は(幸い薬がスグに必要でない場合が多いんです)、
次の会社出勤日の昼間に、その薬局で薬をもらうようにしています。
それがなかなか難しい場合もあると思いますが、
知ってると得するハックだと思うので、
ぜひ活用してください。